LC FARM 創業の背景
株式会社LC FARMは、2015年に佐賀県伊万里市で農業を始め、2020年に法人化しました。土に向き合い、良いきゅうりをつくることに力を注いできた一方で、私たちは現場である現実に気づきます。「良いものをつくるだけでは、経営は安定しない」ということです。
市場価格は日々変動し、丹精込めた作物でも、時期や相場によって手取りが大きく上下する。一方で、きゅうりを必要とする販売先は「安定した数量と品質を確保したい」という課題を抱えている。この生産と販売の“間”にある課題を解決したい——それがきゅうりカンパニーの出発点です。
なぜ、きゅうりに特化するのか
きゅうりは需要が安定して大きく、毎日食卓に並ぶ身近な野菜です。同時に、収穫のピークが短く鮮度管理がシビアで、産地や時期によって供給量が大きく変わります。だからこそ、複数の産地と時期を組み合わせて供給を設計することに大きな価値があります。
あれもこれもと手を広げるのではなく、きゅうり一本に絞る。専門特化することで、生産・規格・物流・販売のノウハウを深く積み上げ、生産者にも販売先にも本当に役立つ仕組みをつくれると考えています。

私たちのきゅうりは、産地から食卓まで。毎日の食卓に、新鮮なおいしさを届けます。
きゅうり業界にある課題
生産者の課題
市況変動で収入が不安定/販売先の確保が難しい/選果・出荷・物流の負担が大きい/栽培・経営の相談相手が少ない。
販売先の課題
必要な数量・品質を安定確保しにくい/単一産地では供給期間が限られる/産地とのやり取りや物流調整が煩雑。
産地・地域の課題
担い手不足と高齢化/技術やノウハウの継承/地方に安定した仕事をどう生み出すか。
情報の分断
需要と生産の情報がつながっておらず、必要な場所に必要な量が届きにくい。
私たちがつくりたい未来
産地を超えて需要・生産・流通を設計し、必要な場所へきゅうりを安定して届ける。地方に生産拠点と仕事を生み出し、生産者・販売先・働く仲間など、関わるすべての人が豊かになる産業をつくる。それが、私たちの目指す姿です。
農業をもっと稼げる産業へ
「不安」「報われない」「格差」——これが今、多くの農家が置かれている現実です。天候や相場、資材価格に左右され、将来の収入が見えない。手間をかけ、技術を磨き、リスクを背負っても、十分な利益が残らない。さらに、情報・販路・資金・人とのつながりによって、努力だけでは埋められない格差が生まれています。
「返済に追われている」
「頑張っても報われない」
「何を変えればいいのか分からない」
「困っていても、誰も助けてくれない」
仲間から実際に聞いてきた声
経営に行き詰まり、自己破産を選ばざるを得なかった仲間もいます。そして、私たち自身も農家です。同じように悩み、苦しみ、先が見えない不安を経験してきました。だからこそ、農家が抱える痛みや「この状況をどうにかしたい」という想いが分かります。
だからこそ、今、私たちは立ち上がります。
農家が安心して挑戦でき、努力と技術が正しく評価され、利益につながる仕組みをつくる。農家同士がつながり、学び、自ら未来を選べる環境をつくる。農家個人の努力だけでは変えられない業界の構造に向き合い、仲間とともに新しい農業の仕組みをつくります。
私たちは、その挑戦を「きゅうり」から始めます。
業界の常識とインフラを再構築する。
農業は社会にとってなくてはならない産業です。しかし、他産業が大きく変化してきた一方で、農業には昔から変わっていない仕組みが数多く残っています。私たちは、その原因を農家自身ではなく、農家を取り巻く産業構造そのものにあると考えています。
現在の農家は、生産だけでなく、資材調達、人材確保、選果、物流、販売、情報収集、経営まで、あまりにも多くの役割を担っています。また、一軒では購買量も販売量も限られるため、「買うときも弱く、売るときも弱い」という構造になりやすく、優れた技術や経験も個人の中に蓄積され、産業全体の力になりにくいという課題があります。
私たちは、これからの農業に必要なのは、「生産を集約する前に、機能を集約すること」だと考えています。産地の枠を超えて、生産・流通・販売をつなぎ、需要を設計し、必要なものを必要な場所へ安定して届ける。販売、購買、物流、人材、技術、経営、データ、AIなどを共同化・専門化することで、一軒一軒は独立した農家のままでも、100軒、1,000軒が一つの企業のような購買力・販売力・情報力を持てる仕組みをつくります。
そして、各地域に新たな産地という「点」を増やし、それらをつないで大きな「面」にしていく。地域の外からお金を稼ぐ力を生み出すことで、農業だけでなく、そこで働く人や地域の暮らしを守っていく。生産者が豊かになり、販売先にも価値を届け、働く仲間にも利益が還元される。関わるすべての人が豊かになる産業を目指します。
農家を変えるのではなく、農家を取り巻く仕組みを変える。きゅうりから、産地の枠を超えた新しい農業の仕組みをつくり、地域と地域をつないでいく。
それが、私たちの掲げる「業界の常識とインフラを再構築する」というVisionです。
6つの行動指針
-
「不」を見つけ、仕組みで変える。
業界に存在する不安・不便・不要・不利益を見過ごさず、現場の声を起点に、新たな価値と成長につなげる。
-
三方よしを追求する。
買い手・売り手・自社のすべてに価値と利益が残る、持続可能な商品・サービスをつくる。
-
ムダをなくす。
これまでの常識や慣習にとらわれず、時間・労力・コストのムダを見つけ、よりシンプルで生産性の高い方法へ変える。
-
あてにされ、応援される。
約束を守り、誠実に行動する。仲間やお客さま、地域から必要とされ、挑戦を応援してもらえる存在になる。
-
数字と成果に向き合う。
努力や情熱だけで終わらせず、数字で現状を捉え、成果が出るまで検証と改善を続ける。
-
目的から逆算し、段取りする。
何のために取り組むのかを明確にし、達成すべき目標を定める。ゴールから逆算して計画と準備を行い、迷いなく行動する。仕事の成果は、始める前の段取りで決まる。
農家の課題を、成長の力に変える。
私たちは、
「きゅうり業界の課題解決屋」です。
私たちは、農家・お客さま・取引先・働く仲間・自社に、価値と利益が残る事業をつくります。きゅうり業界の課題を、生産・選果・販売・仕入・流通・人材・情報の力で解決し、持続的に成長できる仕組みへ変えていきます。

代表メッセージ
農業を続ける中で、生産者が良いものをつくるだけでは安定した経営につながらない現実を経験しました。一方で、販売先も必要な数量を安定して確保することに課題を抱えています。
生産と販売の間にある課題を解決し、産地を超えて人と情報ときゅうりをつなぐ。それが、きゅうりカンパニーの役割です。
株式会社LC FARM 代表取締役 梅村 晃太
チーム紹介
生産・集荷・物流・営業・企画・デジタルなど、多様なメンバーがきゅうり産業を支えています。

生産チーム
自社農場での栽培・収穫・品質づくり。

集荷・物流チーム
産地からの集荷と、全国への安定供給。
営業チーム
販売先との契約・提案・関係づくり。
企画・デジタルチーム
新規事業とデジタルサービスの開発。
※メンバー構成・紹介文は今後掲載予定です。